爆サイとは?名誉毀損されたらどうする

近年ではインターネット掲示板がたくさんあふれていますが、その一つに爆サイと呼ばれるものが存在しています。地域に特化した日本最大級のローカルコミュニティサイトと呼ばれていて、北海道から沖縄までエリア別に数多くの掲示板が設けられている特徴があります。
爆サイの特徴の一つに、個人情報や写真が公開されてしまい、誹謗中傷や名誉棄損、プライバシーの侵害などの被害に遭うケースが多く見られています。住んでいる地域のスレッドに書き込まれてしまうと、たとえ実名や本名の書き込みがなかったとしても、すぐに誰の事か特定されてしまうケースもあるものです。狭い地域で口コミとして広まってしまうので、2チャンネルなどよりも強い影響が予想されます。
もしもこのような爆サイで名誉毀損された場合にはどうすればよいのかというと、すぐに行いたいこととしては、爆サイの運営に対し削除を依頼することです。その後、投稿者を特定して慰謝料の請求に踏み込みます。まず最初に運営に対し、名誉棄損に該当する投稿の削除を依頼します。運営は依頼されると、投稿が不適切なものであるかどうかを確認し、認められた場合には運営により削除がなされます。削除の判断は運営次第ということなので、必ずしも投稿が削除されるわけではありません。また削除されたとしても、再び投稿が繰り返される可能性もあり、こうなってしまった全く意味がないとなってしまいます。削除以来を行ったけれども不十分だという場合には、投稿者を特定しこれ以上繰り返させないようにしなければなりません。まず最初に爆サイに対してIP開示請求を行います。請求に応じないようであればプロバイダー会社の特定、そこからプロバイダー会社へ個人情報の開示請求を行い、投稿者が請求に応じない場合には裁判、投稿者の特定、慰謝料請求へと進んでいきます。
書き込みをされた内容が罪に該当したり事件性があると判断された場合には、警察に開示請求の手続きを依頼することができます。またIPアドレスには保存期間が設けられていて、その期間はおよそ3カ月が目安とされています。この期間を過ぎると特定ができなくなってしまいます。このような名誉毀損の対応には法律の知識が必要不可欠と言えるでしょう。自分自身での対応が難しいというのであれば、一番の方法は弁護士に依頼することと言えます。その中でもIT分野を得意とする弁護士に依頼することを検討しましょう。