恐ろしい迷惑行為「FaceBook」のなりすまし・乗っ取り!被害にあったらどうすれば?

どういった行為が[なりすまし]なの?

「FaceBook」や「Twitter」など、アカウントを作成して自身の近況を報告したり呟いたりするSNSを利用することは、今やほとんどの人が行っている行為でしょう。「なりすまし」とは赤の他人がそれらのアカウントになりすました偽アカウントを作成して、その偽アカウントでの投稿などを行うことを指します。また、「なりすまし」と同じく「乗っ取り」といった行為も問題となっています。「FaceBook」も「Twitter」も通常はアカウントを作成したアクセス権限のある本人でなければログインはできません。

しかし、「乗っ取り」はそのアカウント自体を乗っ取り、無責任な発言をするなどしてアカウントの本来の持ち主に社会的なダメージを与えることを目論む行為です。こういった「なりすまし」や「乗っ取り」といった行為は、ほとんどの場合は有名人のアカウントを対象に行われています。有名な事例としては、2016年の竜王戦で鮮烈なデビューを果たしたプロ棋士、藤井聡太さんになりすましたものがあげられます。Twitterによって行われたこのなりすまし行為は、日本将棋連盟が注意喚起を行った程です。

なりすましはどうして起きてしまうのか?

自分になりすましてネット上で変なことを吹聴してまわる…。いざ被害に遭ってしまうと非常に迷惑な行為ですが、なぜこんなことが起こってしまうのでしょうか?前述したようにいわゆる「なりすまし行為」は偽アカウントを作成されたり、アカウントを乗っ取られたりすることで発生します。偽アカウントの作成の経緯は、似たようなアカウントを作成してなりすましているのでまだわかりやすく、弁明もしやすいですが、アカウントの乗っ取りはなぜそんなことが可能なのかと、驚くのが普通でしょう。

乗っ取られたと弁明しても、まわりがそう簡単に信じてくれないであろう点も困りものです。この非常に迷惑なアカウント乗っ取りは、マルウェア感染、セキュリティの誤設定、アカウントまたはパスワードの漏洩などが原因で発生します。怪しいメールの本文内リンクや添付ファイルは開かない、信頼できないサイトは開かない、セキュリティ対策はきちんと設定するといった対策が必要です。

もし、なりすまし被害にあった場合の対処法は?

「FaceBook」のアカウントは実名を入力することで作成が可能です。こういった理由もあって、「Facebook」では実社会での知人、友達がそのままフォローワーとなっている傾向が強いといえます。なりすまされて友達などに迷惑行為を働かれると人間関係が壊れかねません。なりすまされた場合の被害は甚大なので予め対処法を頭に入れておきましょう。

対処法としてあげられる方法に「開示請求」があります。これはあまりにも「なりすまし」が悪質な場合に行える法的手段です。この方法を利用することで、なりすまし行為を行っている相手が所有している情報をサイトの管理者などに提示させることができます。ネット上で起こる誹謗中傷行為などが問題化した際に、その書き込みを行った人物を特定するために行われることで有名な方法です。TVやニュースなどでも何度か取り上げられているので、見聞きしたことのある人も多いのではないでしょうか。

「開示請求」をするにあたっては、弁護士の力を借りることをおすすめします。情報の素早さなど、非常に便利なインターネットですが、スマートフォンの普及や各種SNSサービスの人気コンテンツ化によりとても身近な存在となりました。それに伴ってトラブルの発生も日常茶飯事となり、ネットに精通した弁護士が需要に答える形で多数存在しています。「開示請求」を要求するレベルになると、そのまま裁判まで流れ込む可能性は非常に高くなります。

裁判まで行くとなると、法の専門家の力を借りないととても困難な戦いとなるので、こういった場合は弁護士を利用するのが一般的です。つまり、「なりすまし」や「乗っ取り」といった被害にあった場合の最もおすすめの対処法は、弁護士に相談することとなります。

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